児童相談所問題・晃華学園事件

東京地裁・第2回報告会(1/4)

2015年4月27日


公開:2016年3月7日、更新:2017年10月21日修正

1. 東京地裁.第2回口頭弁論(民事訴訟・第1審)

名称:教育課程実施義務等請求事件

事件番号:東京地方裁判所 平成26年(ワ)第18754号

日時:2015年(平成27年)4月27日(月)午前11時~

場所:東京地方裁判所 第803号法廷

 

担当:民事第44部合議1A係

裁判長:脇 博人

裁判官:斉藤 岳彦、大橋 勇也

書記官:沼田 千絵

 

原告:水岡 伶龍、水岡 不二雄

代理人:南出 喜久治

 

被告:学校法人 晃華学園、外3名

代理人:-

原告側は、水岡不二雄氏と南出喜久治弁護士が出席。

被告側は、晃華学園は欠席。代理人(弁護士)は、晃華学園の代理人、石上と田島の代理人、高階の代理人の3名が出席。

 

次回、第3回口頭弁論は、2015年6月22日(月)午前11時、東京地方裁判所 第803号法廷の予定。

2. 第2回報告会.(1)説明

2015年4月27日(月)午前11時45分~、虎ノ門天徳ビル 4階会議室

水岡 不二雄(みずおか ふじお)氏、一橋大学経済研究科教授

南出 喜久治(みなみで きくじ)弁護士、児童相談所問題等に取り組む京都の弁護士

 

(注)略称……児相:児童相談所、児福法:児童福祉法、児虐法:児童虐待防止法、施設:児童相談所や児童養護施設、学校:晃華学園小学校

2-1. 南出弁護士

写真:南出弁護士

 訴状に対して、被告から答弁書が出て、それに対する主張を4月15日付で出した。4月15日から20日にかけて被告から準備書面が出て、こちらの主張に対して認否してきた。それへの反論を、6月11日までに提出する事になった。

 

 家庭裁判所に公開していない資料がたくさんある。晃華学園からの文書送付嘱託(家庭裁判所に資料の送付を請求)を、裁判所が拒否した。文書提出命令はしない事になった。

 

 被告側の代理人(弁護士)は、晃華学園の代理人、石上と田島の代理人、高階の代理人の3人。以前、晃華学園の弁護士だった野々山氏が、石上と田島の代理人に着いた。晃華学園には、新しい弁護士が着いた。

 

■ 石上の理事長退任について

 

 晃華学園は準備書面で、「石上が理事長を3月31日に退任し、柿山隆が4月1日付で理事長に就任した」 ※1 と、登記簿謄本まで出してきた。石上理事長解任の訴えをどうするか検討する。石上は辞任か解任かわからない。次回、釈明を求める。

 石上と田島の代理人は、4月15日付の準備書面で「石上が現在も理事長である」と認めた(自白が成立)。

 

※1:姉妹校・暁星学園(ギョウセイガクエン)の柿山隆(カキヤマタカシ)理事長が兼任

 

■ 臨時保護者会について

 

 平成25年3月17日に、臨時保護者会があった。

 晃華学園は、保護者会の発言内容を踏まえて、いろいろな主張を出してきた。

 石上の認否は、保護者会があった事は認めたが、発言内容などは否認した。訴状の膨大な内容に対し、石上と田島の準備書面の認否は2ページほどで、真面目に認否していない。

 

 保護者会の録音の反訳(文字起こし)によると、頭を叩いた、トイレに行かせなかったなど、事実の一部だけを認めている。どのくらい強く叩いたか、何回叩いたかなど、暴力行為の具体性には触れていない。

 学校教育法・第11条に体罰の禁止がある。学校の体罰は違法行為。(ちなみに親の体罰は合法)。違法の体罰と、合法の指導を、どう区別するかは、保護者会で何も話していない。頭を叩いたり、トイレに行かせないのが、指導なのか。虐待であり、暴行罪であり、監禁罪であり、強要罪であり、トイレに行かせず失禁させて精神的苦痛を与えれば傷害罪である。これらは「犯罪行為であり、違法な暴力行為」である。

 

----条文より引用----

学校教育法・第11条……校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、文部科学大臣の定めるところにより、児童、生徒及び学生に懲戒を加えることができる。ただし、体罰を加えることはできない。

参照:学校教育法(電子政府の総合窓口e-Gov)

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 保護者会では「高階の行為は不適切な指導であった」と繰り返して、「監督不行き届きで申し訳ない」と謝罪している。

「不適切な指導」とは、学校で違法な暴力行為等があった際の常套文句で、学校側の隠語である。「不適切な指導があったから謝罪する」と言うのは、違法行為じゃなく指導(合法行為)だが不適切だったと、誤魔化す言い方。

「何が不適切なのか、どこまでが指導なのか」が、大きな争点になると思う。

 

■ 不法行為の連鎖

 

 不法行為が連鎖的につながって、最終的に共同不法行為が行われている。まず、高階らの暴力行為があった。それを隠ぺいする為に、学校が虚偽の虐待通告を繰り返した。その結果、児童相談所が一時保護した。そして施設入所措置が決まり、今に至る。

 

■ 親権について

 

 子供をどこの学校へ通わせるかは、親が決める。親だけが持つ親権である。児相や児童養護施設には、親の承諾を得ずに、一時保護した子供を転校させる権限はない。児童福祉法にもそんな事は書いてない。児相や施設は、一時保護した子供を晃華学園に通わせる義務がある。

 

 晃華学園も、児相や施設に対して子供を通学させるように求める義務がある。今も晃華学園に授業料を払い続けている。就学契約が続いている。学校は、児相に通学を求めず、教室から机を撤去した。学校は、保護された子供が通学してこなくなると想定して、子供を児相へ遺棄して終わりにするつもりだった。

 

 子供が病気や怪我で、どこの病院でどんな治療(投薬等)をされているのか、全くわからない。インフォームド・コンセントがない。親に全く連絡がなく、同意も得ていない。インフォームド・コンセントが必要であると最高裁で判決が出ている。

 

 児相も学校も何もしていない。親が望んだ教育を受けさせないという不作為の不法行為は、共同不法行為に含まれる。親の教育権や子供の学習権など全てを侵害している。この事が、現在性のある最大の不法行為。

 

■ 虐待がなかった証拠について

 

「虚偽の虐待通告」である客観的証拠がある。児童福祉法・第28条は、親の虐待があったか、その他の理由があった場合に、家裁の承認を得て施設入所措置をする。さいたま家裁の28条の承認審判は、親の虐待を認めず、その他の理由で認めた。父子家庭で手がまわらず、子供の服が汚れていたり破れていた事から、監護・養育にふさわしくないと認定した。児相は虐待を理由にしてきたが潰れた為、別の理由をでっち上げた。学校の虚偽の虐待通告、そして児相と、違法の連鎖。

 さいたま家裁は審判書で、父親から子供への虐待はなかったと、虚偽の虐待通告を証明している。これを次の争点にしていく。

 

----条文より引用----

児童福祉法・第28条……保護者が、その児童を虐待し、著しくその監護を怠り、その他保護者に監護させることが著しく当該児童の福祉を害する場合において、(以下略)

参照:児童福祉法(電子政府の総合窓口e-Gov)

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■ 共著について

 

 児童相談所の問題について、水岡氏と私の共著で本を出す。現在、推敲中。

 

■ 次回に向けて

 

 子供は6年生になった。平成25年5月に保護されてから、2年になる。どんな状態にあるのか、まったくわからない。急がなければならない。

 

 今日は、学校や裁判所の認識を確認できた。本格的な反論は次回行う。これから本格的な論戦。

2-2. 水岡不二雄氏

写真:水岡不二雄氏

「本日はお忙しいところ、傍聴に、また、報告会に、お越し頂きまして、本当にありがとうございます」

 

■ 所沢児相について

 

 うちの子供が、虚偽通告により所沢児相に拉致されて2年になるが、どのような様子か、何をしているか、全くわからない状況に置かれている。所沢児相に面会を申し入れているが、依然として拒否されている。

 

■ 向精神薬について

 

 児相や児童養護施設では、子供をおとなしくさせる為に、多大な副作用のある向精神薬(精神科の薬)を投与している。それにより子供の脳が破壊されて取り返しのつかない状態になっているのではないか、勉強も遅れているのではないか、非常に危惧している。一日も早く子供を返して欲しい。

 

■ 晃華学園の運営について

 

 訴訟を起こす前、2014年4月か5月に、南出弁護士と共に「子供を取り返す為に協力して欲しい」と晃華学園に和解交渉に行ったが、けんもほろろに断られた。田島校長は、子供を児相に送り込んだ功績により、武蔵野市立小学校の教師から晃華学園にきて4年で校長になるという異例の出世をした。田島は、子供の机を撤去し、保護者会への出席を禁止し、学校の連絡メールを遮断し、次々と排除を強めた。高階の暴行も、保護者会で一度認めた事すらも否定した。全く誠意のない行動である。何が何でも力で押さえつける方針だとよくわかる。

 

 晃華学園小学校・中学校に進学を考えている方はよく考えて欲しい。一番大切なのは子供である。うちの子供のような事が繰り返されたら、大変な事になる。そうならないように、晃華学園がどういう学校なのか、受験を考えている方に知って頂く事が非常に重要だと思う。その意味も込めてこの訴訟に取り組んでいくつもり。

 

 晃華学園には、これまでの誤ちを反省して、姿勢を改めて欲しい。うちの子供が一日も早く帰ってくるように、そして晃華学園でお友達と机を並べて勉強できるようにして頂きたいと思う。

 

■ 理事長について

 

 学校の理事長が変わった。石上理事長が退任し、千代田区にある姉妹校、暁星学園の柿本隆理事長が兼任する。理事長はお飾りではなく、いろいろな学校運営に直接関わる仕事である。兼任の理事長で二つの学園を運営出来るのだろうか、率直に疑問がある。

 

 石上が退任した理由はわからない。

 ひとつの可能性は、石上を解任し、人心一新で新しい晃華学園を作っていくつもりなのか。しかし、訴訟の対応を見る限り、そういう事はない。

 もうひとつの可能性は、我々が石上の解任と石上に代わる特別代理人の選任を求めているので、それをかわす為の偽装辞任。つまり、実質的には今も理事長だが、法律的に理事長の地位にいると裁判で具合が悪いので退任した事にする。形式的に暁星学園・柿本隆理事長に兼任してもらう。裁判が一段落したら理事長に戻る事を考えている。極めて狡猾なやり方であると言わざるをえない。

 

■ 次回に向けて

 

 今日の第2回口頭弁論において、学校側の不誠実な姿勢が明らかになった。これから第3回に向けて準備していく。