「不慮の事故でも児相に即、通報!無実の“虐待親”を生み出す恐怖のシステム」

週刊女性、2018年10月9日号


公開:2018年11月28日、更新:20--年--月--日

 

・児童相談所は、子供の幸せの為に必要です。ただし、いろいろな問題が起きています。法制度や運用の見直し(改善)が必要です。
・児童相談所に敵対すれば、調査や家族再統合は行われなくなり、子供は戻ってこなくなります。
・敵対して騒ぐ人は、虐待親で子供を取り戻せる可能性がないから……そう考えた事がありますか?

 

 

 週刊女性2018年10月9日号に、児童相談所の問題が取り上げられました。

 

1. 週刊女性2018年10月9日号

2. 子供が保護された事例

3. 関連書籍

 

 

1. 週刊女性2018年10月9日号

 

「不慮の事故でも児相に即、通報! 無実の“虐待親”を生み出す恐怖のシステム」週刊女性2018年10月9日号

 

 記事中の児相とは、児童相談所の事です。

 

 乳幼児に起こる急性硬膜下血腫。その主な原因は、赤ちゃん自らの転倒・落下などによる事故、親による虐待の2種類とされているが、赤ちゃんは何も証言できない。すべてを判断するのは医師だ。

 

「'04年までは、絶対に虐待を受けているという子どもについてだけ児相に通告していた。しかし現在は、1%でも怪しいとなったら自分たちの手を離れて児相に決めてもらおうという制度になっている。病院で判断するには時間がかかり、両親を怪しんでいると治療もうまくいかない。だったら児相に任せようとなっているのです」

 

 そう解説するのは小児脳神経外科医の藤原一枝さんだ。

 

 その結果、一部の無実の親まで、虐待をした親との冤罪のレッテルを貼られてしまう。

 

「いちばん早く子どもを取り戻すためには、児相の言うことを聞いているのがいい、という不条理な状況ができあがっているのです。このシステムを変える必要があります」

 

 冤罪を作りやすい、不条理システムを見直す為には、どうしたら良いのでしょう。

 

 法制度や運用の見直しは、政治家、役所、医療機関などの仕事です。見直しを進める後押し(圧力)になるのは世論です。

 

 今までは、見直しが必要だとわかっている人は、ほとんどいませんでした。虐待親・嘘つき親などによる、異常な児童相談所批判が影響していました。私も、いろいろな人から、「虐待親が大騒ぎしてるだけ。あんな人達と関わってはダメだ」と言われ続けてきました。

 

 虐待親・嘘つき親が多いのは、私もわかっています。自慢じゃありませんが、児相問題に関わるのが嫌になったほど、繰り返し騙されて利用されてきました。非常に悪質な犯罪の被害にも遭いました。この数年、ネットでも、リアルでも、沢山の方に間違った情報を伝えて迷惑をかけたのは、私が一番かもしれません。

 

 ただし、週刊女性の記事が取り上げている問題があります。冤罪で苦しんでいる親を、見捨てないでほしいのです。週刊女性の記事と同じような状況で、赤ちゃんを保護されて、何年も返してもらえない親もいます。冤罪の親と子供を救う方法を考えてほしいのです。

 

 

 なお、記事では、児童相談所の決定に不服があれば、2カ月以内に裁判を起こせるが、裁判で争っている間は子供は返ってこないと書かれています。注意してほしいのは、裁判を起こしたら、親の主張が認められて、子供が返ってくるのではありません。親が勝訴した場合に、子供が戻ってきます。

 

参照:正義の闘い(裁判や敵対)で、子供を失う - 児童相談所の問題

 

 

 

 冤罪を疑われた両親のコメントより、

 

「医師は『少しでも虐待の疑いがあれば通告する義務がある』と言い、児相は『虐待か虐待でないかは判断しない』と言いました。医師も児相もきちんと判断せず、『虐待の疑い』があれば親子分離されてしまう……。安心して子育てができる世の中を望みます」

 

 虐待の疑いをかけられたら、児童相談所により親子分離にされてしまいます。もしかすると、子供とは二度と会えないかもしれません。

 

 日本は法治国家として、「疑わしきは罰せず」を原則にしていたはずです。児童相談所がやっている事は「疑わしきは罰する」、つまり、「虐待の疑いがあれば親子分離」です。原則と違うのではないでしょうか。

 

 

2. 子供が保護された事例

 横浜地裁で児相を訴えて子供を取り戻した矢野美奈さんの事例も、週刊女性が取り上げているような冤罪でした。2017年11月に、矢野さんを招いて児童相談所問題の会合を行ない、詳しいお話を伺いました。

 

 矢野さんが子供を連れて行った病院で、脳内出血は親の虐待「乳幼児揺さぶられ症候群・SBS」によるものとして、児童相談所に子供が保護されました。その後、児童相談所が調査した所、虐待の疑いが晴れ、親に対して「保護したのは間違いでした、子供は返します」と誤りを認めました。

 

 しかし、児童相談所と病院が「親の虐待が原因だから子供は返さない」と態度を変えました。矢野さんはあらゆる手段を行いましたが、子供を取り戻す事はできませんでした。子供を取り戻す為には裁判しか方法が残っていませんでした。裁判所が、児童相談所と病院が間違っている事を理解して、和解となり、子供が家庭に戻される事になりました。

 

 詳しくは、ご本人のブログなどをご覧ください。

 

 

 矢野さんは、児童相談所と闘う事を勧めていません。「児童相談所と闘おう!裁判で子供を取り返そう!」と主張する人達が、矢野さんの事例を広告塔のように使っている事に対して、非常に迷惑していると話されていました。

 

 また、保護された子供が心に大きな傷を負っていたそうです。児童相談所から家庭に戻ってきてから、子供の気持ちが落ち着いて家族に戻るまでが、とても大変だったと話されていました。

 

 

 このサイト松明9では、「児童相談所に敵対せず、一日も早く子供を返してもらいましょう」と主張しています。藤原一枝医師の言う「不条理な状況」に従う事を勧めています。

 

 なぜなら、子供の幸せを考えたら、世の中の不条理と戦って親子分離になるより、不条理を受け入れて子供を家庭に戻した方が良いと考えるからです。もし、不条理を正したいのなら、子供を家庭に取り戻して、児童相談所の指導が終わってから(児童相談所と縁が切れてから)、ロビー活動などに取り組めば良いのです。

 

 ネットでも、会合でも、「子供を奪われた!児童相談所を許さない!戦おう!」とか、「子供を取り返そう!裁判をしよう!」と、主張する人達が目立ちます。もしかしたら、彼らは虐待親かもしれません。虐待親は、どんな事をしても、子供を取り戻す事はできません。彼らと一緒に戦いますか?、よく考えて下さい。

 

 児童相談所に敵対すると、最悪、子供が成人するまで、家庭に戻ってこなくなります。面会通信の制限になり、面会も手紙も電話も全て禁止される場合もあります。子供がどこの施設で暮らしているか、どこの学校に通っているか(もしくは特別支援学校か登校拒否か)、病気や怪我をしていないか、一切教えてもらえません。そうなりたいのですか?。

 

 

3. 関連書籍

 小児脳神経外科医の藤原一枝氏と西本博氏が、この問題について、本を出しています。

 

『赤ちゃんが頭を打った、どうしよう!? 虐待を疑われないために知っておきたいこと」
藤原一枝・西本博著、岩崎書店

アマゾン 1,188円